転職したくてもいまいち踏ん切りがつかずに悩んでしまっているのではないでしょうか?
本当は『これ以上この職場に居続けるべきではない』と分かっていながらも、なぜだか転職という決断ができずに日々悩み続けるという、なんとも言えない毎日を送っているかもしれませんね。
確かに転職って、『するべきだ』と感じてから実際に決断できるまでにかなり悩みますし、リスクもありますからそれも当然です。
さらに親身になって聞いてくれる人が周りにいなかったら本当に悩むのではないでしょうか?
一方で決断できずに悩むことにはある程度の心理が関係しています。
つまり悩んでしまうのは『あなた自身の問題である』という可能性、これもあり得ます。
従ってこの記事では、そんな転職を決断できずに悩んでしまう時の心理について書いていきます。
あなたの中になるモヤモヤした部分や、無意識レベルで抱えている問題を解決することができれば転職への悩みもなくなります。
自分自身と向き合う時間を作ってみましょう。
転職を決断できずに悩んでしまう心理
自己評価が低いため投げやりになっている
『自己評価が低いため投げやりになっている』転職について悩んでしまう理由としてこれはよくあります。
決断力の有無と自己評価は大きく関係していて、自分に対する評価が高い人はその決断に自信が持てるため悩むことがありません。
一方で評価が低い場合、『この決断でいいのだろうか?』『こんな決断をしたら否定される』『失敗したらどうしよう…』といったように悩んでしまうため、自分の決断に対し自信が持てないのです。
またこの性格だと、『自分ではどうせ無理だ』と考えがちです。
これは転職に限らずどんなことに対してもです。
つまりは『挑戦に慎重だったり否定的』なのです。
これも悩んでしまう原因の一つで、挑戦を避けたり否定的な生き方をしてきたからこそ、『転職を決断しなければならない』という大きな岐路に立たされた時に答えを出せずに悩むことになります。
なのであなたがこのタイプならば、『自己評価が低すぎる』と自覚した方がいいですよ。
自分の性格を自覚しているだけで対応ができるようになりますから、転職に対し悩んでも『この考えでは駄目なんだ』と冷静になることができます。
ですから、
・転職の決断をできずに悩む
・自己評価が低いことを認識
・その上で再度考える
この流れで現状に向き合ってみましょう。
自意識過剰で周りの反応を気にしている
『自意識過剰で周りの反応を気にしている』このために決断を悩んでしまう人も一定数います。
どういうことかというと、『今自分が転職したら周りはどう思うか?』これを気にしてしまうのです。
例えば、『自分なんてこの職場で大して役に立っていないし、そんな状態で転職したら笑い者になるのでは?』とか、こういうことを気にして悩んでしまう訳です。
まさに自意識過剰ですね。
確かに転職後、アリもしない噂を流されるかもしれません。
私の元職場でも、転職した人に対しデタラメを流している輩がいました。
でもそういうの、聞かされた側としては全く気になりませんし、むしろ噂を流している人物を軽蔑します。
そもそも、誰がどんな人生を送るかなんてその人の自由ですから、転職に関しても笑われたり文句を言われる筋合いはないでしょう。
ですから、そういうことを気にしていて転職の決断を躊躇っているのなら、それはあなたが変わった方がいいですよ。
『今自分が○○をしたら周りはどう思うか?』この考えを持っていると一生悩むことになります。
なので、
・誰も自分の行動なんて気にしない
・人の目を気にして悩むのは時間の無駄
・転職は好きなように決断する
と考えてみましょう。
反応まで考えていたら当然悩んでしまうので、『自分がどうしたいか?』だけに集中して、転職すべきかどうかを決断しましょう。
前向きな転職を考えていない
『前向きな転職を考えていないから決断に悩む』これも多いです。
例えば人間関係の悩みによって転職しようとか、ネガティブ要素による転職の場合気持ちが滅入っていることも多いですよね。
この場合、根本的な希望は、
・職場を変えることではなく人間関係の改善
のはずです。
つまり本音としては『転職がしたいのではなく対人関係を何とかしたい』ので、そういった悩みが決断の妨げになっているのです。
こんな時は『では仕事はどうだ?』と冷静に分析することです。
・仕事は好き
・好きではないけど続けられる
・仕事そのものに興味が無い
どれかによって転職するかどうかも変わってきますよね。
好きならば職場環境を改善できるよう努めた方がいいですし、興味が無いのならばやりたい仕事を探すべきです。
このように、現状では前向きな転職を考えられていない場合には決断に悩むことがありますので、そんな時には状況を分析してみましょう。
特に自分の中で『今転職したら単なる逃げだな』と感じている場合それは悩みの種になってしまいます。
個人的には逃げることも選択肢の一つだとは思いますが、抵抗を持つ人が多いことも事実です。
ですから捉え方を『これは逃げではなく選択だ』と思えるように切り替えてみましょう。
『人間関係が嫌だから転職するのではなく、転職することでさらに良い人生が送れる』と思えたら決断しやすいですよね?
このような発想の転換こそが求められますし、そうすれば悩まなくなりますので、転職理由がネガティブの時には前向きにしてみましょう。
転職したい理由が曖昧である
転職したい理由が曖昧な時にも決断を悩みますよ。
例えば、
・何となく不満がある
・この先希望が持てない
・もっと条件が良い会社がありそう
など、転職したい理由が曖昧だと決断は難しくなります。
というのも、転職って人生を左右する大きな決断ですよね。
もしかしたら待遇が良くなりますが、失敗したら待遇だけでなく生活そのものが変わってしまいます。
そのため、情報量や根拠が乏しいと悩みますし決断も難しくなります。
転職って恋愛と似ている部分があり、例えば今あなたに恋人がいて、そこに『興味を惹かれる異性』が現れたとします。
こうなると、自分はどちらを選びたいのか悩みますよね。
現在の恋人が大切かもしれないし新しい異性に行きたいのかもしれない、この答えって簡単には出ないでしょうし、友人に相談したり相当に考え込んでようやく決断できるのではないでしょうか?
転職も同じで、現職場と転職先という、まさに『恋人と新しい異性』との狭間に揺れている訳です。
そのため理由が曖昧だとまず答えは出ませんし、決断に悩む日々を送ることになります。
なのでこんな時には、『自分がどうしたいのか?』を文章化して整理してみるといいです。
例えば、
・現在の職場のメリットデメリット
・転職のメリットデメリット
・自分がこの先どう生きたいか?
などを文章化します。
そうすると『AもいいけどBだな』『でもBにはこんなリスクやデメリットがあるからそれには対処しなければ』といったように答えを導き出すことができます。
このように、転職で悩んでしまう時には理由を明確にすることが大切です。
そうすることで初めて決断できますので、しっかり分析してみましょう。
働くことそのものに疑問を感じている
『働くことそのものに疑問を感じているから決断に悩む』これもあり得ます。
意味が分からないかもしれませんが、つまり転職がしたいのではなく『仕事をすること自体に疑問がある』ため、だから決断を躊躇ってしまうのです。
今は何となくとか我慢して働いているものの『本当は仕事なんてしたくない』こういう人も当然います。
こういう人は、究極を言うとどんな職場でも合いませんから転職を考える傾向があります。
しかしながら、働くこと自体が合わないと気づかない人も多いので、そういうタイプだと転職を考えても『それでいいのか?』と決断に悩んでしまいます。
はっきり言うと、あなたがこのタイプならばフリーランスになった方がいいように思います。
というのも、会社員は無理でもフリーならばやれるという人は多いので、そちらが向いている可能性は全然あります。
もちろんフリーも楽な世界ではないですが、その分誰にも縛られないというメリットもあります。
ですから、転職に対し悩んでしまう理由が会社員という生き方そのものに対してならば、他の道を選択してみましょう。
一度きりの人生を、悩みや疑問を抱えたまま終えるなんてもったいないですから、勝負に出る決断をしてみるのもアリでしょう。
良い転職をするためにやりたいこと
良い転職をするためにやりたいことを以下で書いていきます。
特に、転職の決断で悩んでしまうタイプの人は是非心がけてほしいことです。
転職は自己コントロールが大きく関係しますので、それを意識してみましょう。
一旦現状は忘れて未来を考える
まず大切なことは『現状は一旦忘れて未来を考えること』です。
転職する際には『現状がどうだから』という理由で活動しがちです。
確かにそれは分かりますが、重要なのは『未来をどうしたいか?』です。
例えば『この現状から抜け出したい』という理由だけで転職した場合には、良い未来が来ることは考え難くなります。
それだと先のことを考えていないため、転職しても同じ問題にぶつかったり今より苦しくなる可能性があるからです。
なのでそうならないためにも、現状は一旦忘れて『未来をどうしたいか?』を考えてみましょう。
今がどんなに辛くても、そのために転職するのではなく『こんなことがしたいから』『こういう生活が理想だから』というポジティブ要素で転職するのです。
そうすると良い転職ができますし決断にも悩まなくなります。
転職って『やりたい』『こうなりたい』という意欲的な気持ちで活動した方が確実に上手く行きますしその後の人生も良くなりますから、そこを意識してみましょう。
なぜ悩むかを徹底的に追及する
続いて重要なのは『なぜ悩むのかを徹底的に追及すること』です。
転職しようと思った時に決断に悩むようならば、その理由を追求するのです。
これは本当に大切です。
もしかしたら本当は転職不要なのかもしれませんし、一時的に情熱がなくなっているだけかもしれません。
転職って本来条件市場です。
つまり答えが明確な市場です。
そのため、『自分はどうして転職したいのか?』と悩むようならば、理由は他のところにあるのかもしれません。
『給与や将来性・仕事内容、職場環境』といったものではなく、自分自身の問題から転職を考えているのならば、転職ではなく自分と向き合ってみることも解決策の一つです。
例えば『今以上にやる気を出すことで解決する』これもあるのかもしれません。
誰かに必要とされたくて転職する人もいますが、その場合転職ではなく努力こそが正解ともいます。
このように、転職の決断で悩む理由って考えていくと奥が深いです。
ですから、晴れ晴れとした気持ちで決断できるようになるまで自分と向き合い、答えを出してみましょう。
自分の決断と選択は正しいと思い込む
最後に最も重要なことは、『自分の決断と選択は正しいと思い込むこと』です。
こうすることで自信が持てますから、自分が最終的に下した決断に対しては絶対的な自信を持ち以後悩むことは禁止ですよ。
良い転職ができるかどうか、これに対し最終的に言えることは『自分自身で納得できるか』です。
つまり、転職した結果どんな人生が待ち受けていたとしても『これは自分が選んだ道だ』と思えるかどうかで全てが変わりますし、そう考えられればあらゆる困難に対し立ち向かっていけます。
例えば転職先が聞いていた以上に激務だとしても、『自分の決断は正しいんだ』と思い込めていたら、そこでまた悩むことはせずに頑張れるでしょう。
一方で『あの決断は間違いだったのか…?』と少しでも悩んでしまったら、また別の道を探し始めます。
ですから、最終的には自分次第であり、さらには『気持ちにより全てが決まる』と理解しましょう。
精神論のようですが、転職も最後はそれです。
自分の決断が良いか悪いかは自分次第なので、絶対に正しいと思い込みましょう。
他人の意見に振り回されないこと
転職の決断で悩む人の特徴は『他人の意見に振り回されやすい』ということです。
ある人が『Aの方がいい』と言ったら『そうなのかも』と感じ、また別の人が『Bの方がいい』と言ったら『確かにそうだ』と感じたりする訳です。
優柔不断だったり自分の意見がないことが原因ですが、転職って本当に自分の人生を左右しますから、他人の意見なんて聞いている場合じゃないですよ。
それに同僚や先輩に相談した場合、彼らは『自分にとって都合の良いこと』しか言いません。
例えば同じ部署の先輩ならば、今あなたが抜けたら自分の負担が増えるという理由だけで『もう少し頑張ってみたらどうだ?』とか言うことも全然あります。
つまり、本気であなたのことを考えてアドバイスをする人なんていないのです。
ですから、自分の意思のみを信じて決断しましょう。
たくさん悩んでいいですし時間をかけるのももちろんOKです。
ただしそれらは、あなた一人で行うべきです。
何より、あなたの人生を他人に振り回されたいでしょうか?
自分がしっかりしてさえいればどんな選択も正解にできます。
必ず自分の力で結論を出しましょう。
最後に
転職を決断できずに悩んでしまう心理について書いてきました。
今はいろいろな感情があり日々疲弊しているかと思いますが、『自分がこれからどうなりたいか?』に的を絞って考えてみて下さい。
転職するかどうかの答えは意外とシンプルです。
それでも悩んでしまうのは、現代人は抱えている問題が多すぎるからです。
転職って究極を言えば仕事選びではなく人生選びです。
この考え方を持つと決断しやすいかもしれません。
しっかり自分と向き合って、最良の答えを出しましょう。