転職活動が上手くいかなかったりこれから転職をする場合、『転職で成功する人はどこが違うんだ?』と気になりますよね。
一発で転職を決める人がいる一方で何社受けても決まらない人がいるのが現状ですから、この点で考えると『成功するには何かしらの工夫が必要だ』と思うかもしれません。
しかしながら、転職で成功する人と結果を出せない人に能力の差はありませんし、まして大きな工夫も必要ないです。
するべきは少しの心がけです。
この記事では、そんな転職で成功する人について5つの特徴や、成功するために大切なことを書いていきます。
転職は『その企業にどれだけ入りたいか?』によって成功するかが決まります。
成功している人はその部分が人一倍強いので、意識してみるといいかもしれません。
転職で成功する人の特徴5つ
転職理由がどんなでもポジティブに活動
転職で成功するためには、転職理由がどんなものでもポジティブに活動するべきです。
というのも成功する人は、たとえネガティブな理由で転職するとしてもそれを面接で出すことはなく、必ずポジティブな表現に変えています。
例えば『激務により転職を考えた』としても、『元職場で身に付けたスキルで新しいことに挑戦したくなった』といったように、好印象になるように変換する訳です。
これはとても大切で、人事としても『仕事が辛いから転職したい』という人と一緒に働きたいとは思わないため、あなたもここは注意した方がいいですよ。
なので、ポジティブへの変換は必須になりますから、現状がどんな精神状態だとしても、転職活動や面接時にそれは出さないようにしましょう。
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厳しいことを言えば、あなたの心理や精神面と『働くこと』は全く別です。
つまり、これから転職を成功させるためには『その企業で役に立つ人材』になる必要があります。
この点で考えると、『もう激務や嫌だ』『パワハラで疲弊した』といったような内面の事情は関係がないので、必ず印象を高め転職を成功させましょう。
ポイント
・人事は役に立つ人材を求めている!
転職そのものをスキルアップと捉えている
『転職そのものをスキルアップと捉えている』これも成功する人の特徴です。
後ろめたい気持ちや逃げるような感じで転職する人もいるかもしれません。
上述したように『激務』『人間関係』といったようなものに疲れ切ってしまった場合、『そこから何とか抜け出したい』という一心で転職を考えることもありますよね。
この場合、スキルアップなんて一切考えず、『現状からの脱出』でしかないでしょう。
しかしながら、そういう思考の人はなかなか成功しない傾向があります。
成功する人は、たとえ現状が地獄のようで自分がそれに滅入っていたとしても、転職活動では完全に気持ちを切り替えます。
そして『この転職は逃げではなくスキルアップだ』と捉え、そのつもりで転職先を絞ったり企業研究をします。
だからこそ求められる人材になりますし転職でも成功するのです。
この『どんな状態でも気持ちをどこに置いているか?』というのは転職を成功させる上でとても重要ですよ。
現代社会はストレスの塊ですから、全ての人が向上心による転職をする訳ではないです。
しかし一方で、企業が求めるのは向上心がある人です。
だからこそ『成功する人とそうでない人』とに結果が分かれるのです。
なのであなたは、現状が悪いとしてもそれを悲観しないで下さい。
『自分は不幸だ』『大変だ』と思ったら転職で成功することはとても難しくなります。
なのでそうではなく、『現職場はここまでで区切りとして、次のステップに進もう』と考えるのです。
たとえ今の職場での在籍期間が半年ほどでもこの考えは同じです。
成功するかはあなたの気持ちにかかっていますから、強気で臨むようにしましょう。
ポイント
・転職活動は気持ちが大事
情報収集が半端なく転職先を知り尽くしている
情報収集はやはり大切で、転職で成功する人はこれに余念がないことはもちろん、むしろ半端ないほどに知り尽くしている傾向があります。
これに関しても転職先や人事側の気持ちで考えるととても分かりやすいですよ。
彼らとしては、『熱心なくらいに我が社に興味を持っている人を採用したい』と考えますから、オタクなくらいに転職先についての情熱を語れる人は間違いなく成功します。
転職面接に関しては色々なノウハウがありますが、究極は『興味の量』です。
なので、自己PRや前職場を辞めた理由がしどろもどろだったとしても、転職先に対する興味がずば抜けていればその人は確実に受かります。
従って転職で成功するためには、『転職先を本気で好きになること』これが大切です。
例えばあなたにも、本当に好きな趣味がありませんか?
アイドルでも鉄道でもマンガでも、何でもいいと思います。
『それについて語りだしたら止まらない』というものが一つくらいあるのでは?
転職先についてもそのくらい夢中になれていれば成功間違いなしです。
それにあなただって、自分が採用する側だったらそれだけ詳しい人に働いてほしいですよね?
多少人間性に問題があったとしても、『この人材を逃したら後悔する』と思うのでは?
だからこそ情報収集は大切で、転職で成功するかはそこにかかっていると言っても過言ではないのです。
ポイント
・転職成功のカギは惚れ込むこと
転職先でやりたいことがはっきりしている
『転職先でやりたいことがはっきりしている』これも成功する人の特徴です。
志望動機ってありますよね?『どうして当社を志望されたんですか?』というもの。
これって『うちで何がしたいですか?』という意味でもあるので、答える際には『御社の○○に魅力を感じて~』だけではなく『御社の○○に魅力を感じたことと、私の経験を生かし○○をしてみたいと思ったからです』とかこんなのが理想です。
こうすると、やりたいことがはっきりしていますよね。
また人事としても、こう答えてくれると志望動機の後に『では、当社でやりたいことはありますか?』と追加の質問をしないで済みますし、次のステップに進めるため話が弾み印象も良いです。
面接は時間が限られいてるので、その中で効率的に回答することも成功の秘訣です。
なので『転職したら何がしたい』というのは必ず明確にしておき、志望動機と合わせて答えるようにしましょう。
それから、『やりたい職種に就けなかった場合はどうしますか?』これはよく聞かれる質問です。
例えば『営業が希望のようだが他部署の可能性もある』といったように、必ずしも前職のスキルが生かせるとも限りませんよね。
こんな時には『希望は営業ですが、御社で働けるのならば何でも前向きに取り掛かりたいです』と答えるのが理想です。
ただし、あなたの希望が営業職であり『その他ならば転職しない』というのならばその通りに伝えましょう。
この辺は『その会社に入りたいのか』『職種で採用されたいのか』によって答え方が変わってきます。
最も避けるべきは『採用されたら事前に聞かされた条件と違った』ということです。
成功する人は、この辺を抜かりなく確認しますので、あなたも不明点があるようならば面接時や後日メールで確認しましょう。
そうすることでミスマッチを防ぐことができます。
面接のノウハウになってしまいましたが、転職先でやりたいことが決まっている人は面接でも主張を明確にできます。
これはとても大切なので、転職を成功させるためにも『自分がどうなりたいか?』をはっきりさせましょう。
ポイント
・不明点を明らかにしよう
仕事への意欲が高い
最後に、転職で成功する人の絶対的な特徴は『仕事への意欲が高いこと』です。
転職って理屈ではなく『相性』なので、意欲が高い人ほど成功します。
もちろん人事側にも一定の基準はあるものの、それでも『この人は飛んでもなくやる気がある』と思えるようならば一目置かれますし、その場合、ある程度基準から逸れてもチャンスが生まれます。
ですから、『この会社に入ってトップになってやる!』くらいの気持ちを持つといいですよ。
生活のために転職するのではなく、『頂点に立ちたいから転職する』『そのためにこの会社と共に戦いたい』というのならば大歓迎でしょう。
転職で成功できるかを分けるのは、このような意欲に関する部分です。
自分の本音が何であっても『それを本気で塗り替えてしまうほどの熱意と情熱』を持てるかどうかです。
だからこそこれまで書いてきたような『ポジティブ思考や興味、転職先を好きになること』が絶対条件です。
またそれを可能にするためには、実は『自分を理解していること』が大切です。
自分のことが分かっていて初めて他者に関心を持てるので、『転職はしたいけどそこまでの興味が持てない』というのなら、まずは自己分析を進めてみましょう。
そうすることで『本当にやりたいことは何か?』が見えてきますし、進みたい道も明らかとなり当然企業への興味も強くなります。
このように、成功する人は意欲的な訳ですが、その裏では『自己理解』『興味』『行動』という流れが必ずありますので、転職をするのならばここを大切にしてみましょう。
・自己理解をしよう
・本当の興味を見つけよう
・情熱を企業に伝えよう
転職で成功するために大切なこと
おさらいとして、転職で成功するために大切なことを簡単に書いていきます。
転職活動をする中で壁にぶつかったら、以下を参考にしてみて下さい。
そこで働きたいからその会社を受ける
『その会社で働きたいから採用試験を受ける』まずはこれが基本です。
当たり前のようでいて、意外と本音は『給料が良いから』『定時に帰れそうだから』『人間関係がないから』といった、職種とは無関係のことを望んでいる場合があります。
もちろんそれらも大切ですが、『企業側の気持ち』としては、『それらの条件ではなく当社の仕事に関心を持ってほしい』と思っています。
なのでそれに応えられることが望ましいので、成功するためには『そこで働きたい』という強い気持ちを必ず持ちましょう。
自分の長所と短所を理解している
『自分の長所と短所を理解した上で転職する』これも大切です。
これらを理解することで職業適性が見えてきます。
転職で成功するための根本は『自分に合った職種や環境を選ぶこと』です。
そのためには自己理解こそ必須ですから、長所や短所を完璧に理解して、最適解を導き出しましょう。
転職先が求める人材を理解している
転職先がどんな人材を求めているか?これも重要です。
極端な例を挙げれば『IT系に転職するのに体ばかり鍛えていても意味がない』ですよね。
このように、企業がどんな人材を求めているかを知ることはとても重要ですから、それを熟知して求められる人材になりましょう。
そうすることで成功できます。
従って情報収集は絶対ですから、『何を求めているか?』を重点的に調べてみるべきです。
・転職先を好きになる
・自分を理解する
・求められる人材を理解する
転職で成功するには
転職で成功するためには『企業分析と自己理解』が必須です。
またその先に『転職希望先を好きになる』というゴールがなければなりません。
十分な企業分析をすることで興味が生まれ、調べ尽くすことで興味が好きに変わります。
またそのためには、自分について十分に理解している必要があります。
どれだけ企業を調べても、あなた自身を分かっていなかったら答えは出ませんから、自己理解についても明確にしておくべきです。
このように、転職で成功するためには『一切の疑問がない状態』を作ることが理想です。
そうすることで、あなたと人事、双方が必要とし合う関係が築けますから、余念なく調べてみましょう。
転職成功のためにまずやりたいこと
ちなみに、転職で成功すためにまずやりたいことは自己分析ですよ。
『転職したい』と考えた場合まず企業情報を調べるかと思いますが、それだと成功しないことも多いです。
というのも、『自分がどうしたいか?』『何が適正か?』『本当にやりたいことは?』『興味対象は?』など、こういったことが明確じゃない状態で転職をしても、結局また同じような壁にぶち当たる場合があります。
最悪『何度も転職を繰り返す』とかこんな展開もありますから、そうならないためにも自己理解に時間を割きましょう。
とはいえ、自己分析って漠然としていて何をすればいいのか分からないですよね。
そんな時には『仕事を抜きにした場合、これから先どう生きたいか?』をまず考えてみるといいですよ。
1年後・3年後・5年後・10年後と、どうなっていたいかを考えることが自己理解です。
そしてそれは、そのまま転職にも生かされます。
例えば『10年後はこんなスキルを持った人間になっていたい』と思うのならば、選ぶ企業も絞られるはずです。
このように、将来のビジョンが定まっている人は成功しやすいので、転職する際には自己理解を深めてみましょう。
それさえできていれば停滞しませんから、己を知ることは極めて重要です。
・まずは自分を知ろう
最後に
転職で成功する人は、とにかく自己理解をしています。
だからこそ企業や職種に対する情熱も強く成功します。
転職って、最終的には相性です。
しかしその相性とは『求められる人材である』ということでもありますから、そんな人になれるよう、相手に惚れ込み、その熱意を思う存分伝えるようにしましょう。